情熱を語る:奥宮俊祐、トレイルランニング

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Shunsuke Okunomiya interview trail running passion

奥宮俊祐さんに初めて会った切っ掛けをまだ鮮やかに覚えている。もうずっと前の気がしているのが、実は今年だった。3月頭に南行きのフライトを取って、屋久島へ走りに行った。日本語版を読む方はご存じかと思うが、エキゾチックで半熱帯、古代杉がいっぱいという美しい島。
そこに行った訳:38キロ、累積標高1800mという「屋久島ビーチ&トレイルラン」レースのため。

レーススタート直前に、最後の説明と軽くウォームアップをさせてくれる方が、奥宮氏だった。回りの選手達は、彼のことを皆しってるようだった。
この場を切っ掛けに彼は当時までの仕事を辞めて、「Fun Trails」として独立するとアナウンスした。その後、トレイルの所々に彼の優しい笑顔で応援する姿が現れ、僕はビリで時間制限ギリギリにフィニッシュした時も彼はそこ立って、強く応援してくれた。

インタビューをお願いした時僕の内容についての予想だと、彼のパッション(情熱)が時間を経て、ランニング、レースそのものから、他の人を教えることにどんどん変わっていく話を聞くだろうと。
それとも、彼はパッションということは大事ではなくて、技術磨き、体格的な改善しか何もないとかと言われてしまうかもしれない。

ただし、会う予定の数日前、彼は奥多摩で行われた「ハセツネカップ」を優勝したことを聞いた。

Passion?

パッションという言葉は少し曖昧かと思って、奥宮氏のお話を聞く前、彼にとっての「パッション」の定義をお願いした。
奥宮のパッションとは:全力で取り組めること。
とても興味深い意見に思った。このあとに話すパッションの重要さの大ヒントだと。

自分のパッションについてだと、奥宮氏はとてもはっきりした一言:他の人に勝てる。誰にも負けたくない。ちなみに、彼にとっては、トレイルで走るのは自分の強みにつながるもの、とても楽しくやっている活動だが、パッションとは勝てること。

彼が今次に目指してるのは国際レースで良い結果を出すこと。現在は特に来年のUTMB (Ultra Trail Mont Blanc)を狙って、10位以内を狙う。過去二回参加したことがあったのが、どちもその後のハセツネの方をメインと考えていた。今回はハセツネの優勝できた上、来年はUTMBにちゃんとフォーカスしたいと。応援しましょう。

2番目のパッションとは – 独立して、Fun Trailsを創立したことにつながる – トレイルランニングを楽しめる人を広げていく環境を作ること。それぞれのレベルとニーズにあった参加者、そしてとても大事に思ってる地元の方々。

奥宮氏は、パッションとモチベーションについて語った一つは、レースに向かう時、刺激されてとても高いパッションを感じている。レースを走っていると共に、そしてレースが終わった直後、パッションはかなり落ちてくる。なので、パッションを再燃させる必要。そのため、次のチャレンジを決めることで、再燃させることができる。

Why?

もっとも重要な質問。奥宮氏に自分のパッションを聞いた時ある程度答えを頂いたのに、また聞いてみた。なぜ?勝ちたいから。なぜFun Trails? 楽しめる人を広げたいから。

Shunsuke Okunomiya interview trail running passion

勝ちたい!
Photo by Ayako Kiyonari

ただ、再び聞いてみると、面白い話がでてきた。それは、前のサラリーマンの仕事辞めて独立した理由の一部。
独立する前もいくつかのレースのオーガナイザーとしてコンサルタントとして動いていた。その中に広島でのレースもあったが、そのイベント作った時にスタッフが全力を出してないことに気づいた。スタッフに何かが’足りないと思った。

そして、彼は自分を顧みて気づいたこと、自分はリーダーとして動いているけれど、100%コミットしてないのではないか?他の仕事をしながら時々レースを開催して、そして仕事に戻る。他人に全力を出すよう期待するなら、自分も100%コミットすべきだろう。

Find your Passion

トレイルレースを始めたのは?彼はトレイルレースを始めた話は最近優勝したハセツネカップが強く関係する。なぜなら、彼は初めてトレイルランニングレースを味わったのは10年前のハセツネレースだった。初めてのトレイルレースなのに、3位で終えた。
どこからともなく表れて、こういうレースで表彰台まで登るのは伝説的な話だろう。神様か。

最近はこういう話は世界中から何回も聞いているが、僕は、こういう話だけ聞くと、内容に物足りなさを感じてしまう。なので、もう少し深い話をさせてもらった。中学校の頃に戻ろう。。。

奥宮氏にとってハセツネは初トレイルランニングレースだっただろうが、彼がランニングを始めたのは中学時代の陸上競技の活動であった。大学に入ってからも中間距離の選手として活動していた。
当時は箱根の駅伝レースを向けてトレーニングしていたのが、うまくいかなかった。

奥宮氏はランナーとして活動して、ランニング・競技が好きだったが、心臓に「違和感」があった。ここ、僕がわざと違和感を「」に入れる理由がある。意味の曖昧「違和感」だったから。
その違和感は奥宮氏のランニングの支障だったのに、あまりに珍しいケースで診断結果がなかなか出てこなかった。他の心臓症状とも違って、お医者さんにも、謎という症状だった。

彼にも何が起こるのかはっきりしなくて、周りからも症状として認めてもらえなかった。大学の監督から「お前の気持ちの問題だ」と言われて、努力してトレーニングを頑張り続けた。が、欲しかった結果はなかなか出てこなかった。

それで彼はランニングを辞めることにした。完全に。大学を出てパン屋さんに入って、たばこを吸い始めた。
彼はランニングのことを辞めたが、ランニングは彼のことをまだ辞めようとしてなかった。

パン屋の関連会社がダメになって、それで親会社は倒産日本経済環境はあまり良くなかった中、彼は次を探していて、その時に呼ばれた。「うちで走らないか」と。自衛隊だった。自衛隊だと、走れるのは相性の良いスキルだ。奥宮氏は自衛隊に入って、再び走るようになった。今回は兵士として。

ただし、状況は変わらなかった。心臓はまだ壁になって、指揮官からあまり信じてもらえなくて、また「ただお前の気持ちだ」と言われた。時間が少したって、また辞めようと彼は思っていた。

そんな時、手術するチャンスが訪れた。お医者さんによると、病状はあまりはっきりしてないので、手術しても治らないかもしれないといわれたが、治るチャンスもあった。手術するように決めて、上手くいった。元々問題は彼の気持ちだったにせよ、心臓の症状だったにせよ、手術してから当時までの問題は完全に消えた。

手術のすぐ後、奥宮氏は走ってみると、「こんなに走るの気持ちいいんだ!」と、今まで長く走ってきたのに、全く新しくて楽しい感覚だった。

その後もだいたい20キロまでの中間距離を多めにフォーカスして、次は、富士登山駅伝レースに自衛隊チームの一人として出ることができた。彼が任された部分は標高2,000mから3,000mにかけたとても辛い登りの部分だった。彼はこれを上手く走れた。とても上手く。

彼の先輩の一人は、奥宮氏の結果を見て「山を走ってきて」と、次は山のレースに出るように指定してくれた。彼はそこに、自分の任務を見つけたのだろう。

これを試すのに、山でのレースに参加して、様子を見ろのに、ハセツネレース(いわゆる日本山岳耐久レース)にエントリーした。奥宮氏に初の体験だった:夜中に、寒くてずっと雨が降ってる中を走る。これを、3位で終えて、とても楽しんだ感覚がした。レースの経験全体的にもそうだし、難しさ、チャレンジ間、うけた刺激、・・・そして、勝てる気持ち! 彼は、自分の従うべき道を見つけた。それからもう過去を振り返る事はなくなった

その後、彼は自衛隊を出て、最近までIT業界でストレスを発散する対策の会社に勤め始めていた。

Shunsuke Okunomiya interview trail running passion

ランニング姿の奥宮選手        Photo by Ayako Kiyonari

その間、彼はずっと個人的にトレーニングしてレースに出て、それぞれで優勝して、スポンサーシップもいくつか頂けるようになって(これで家賃払う事は出来ないが)、また色々なレースを勝ってきた。そこから、いくつかのレースコンサルティング、サポート、オーガナイザーという活動もし始めた。

セミナーを始めた切っ掛けは、仕事のお陰だった。ストレスリカバリーという目標で、勤め先の会社は山での施設を持っていた。奥宮氏はそこで軽いトレイルランニングのセミナーをプラグラムの部分として主催して、参加者からとても良いリアクションをもらったことで、大満足だった。セミナーの体験で彼らがどれだけ楽しくて、感謝しているかをみて、奥宮氏は感動した。後ほど、会社はセミナーを作るのを辞めたが、奥宮氏はこれを絶対やり続けたいと強く意識していた。

そういうセミナーを主催するのはかなり苦労になるのが、参加者のリアクションと満足を見る事、地元の人の感謝をもらう事は大きい褒賞になって、彼に力のモチベーション、そしてもっとやりたいパッションを与える。

現在、Fun Trailsとして、ランナーレベルによるセミナーを作って、そして日本中の幾つかのレースも主催している。奥宮氏の話による、両方作り続けていく予定だが、より楽しくやってるのはセミナーとの事。小さいグループで、参加者1人1人のニーズに適切な注意を払って、カスタマイズすることができるし、皆と対話できるし、はるかに高いレベルにサポートできるからだ。

Do you need Passion

インタビューの終わりに、また哲学的な話に戻って、アスリートとして、トレーナーとしても、パッションについて意見をもう少し探査してみた。

「パッション」とは本当に必要なコンポか。それとも、ただのかっこいい言葉か。そして、パッションの意味とは、少し似た意味の夢とかビジョンとは違いがあるのか。

びっくりさせる答えではないようすぐ出してきた答えは「はい」。必要。

Shunsuke Okunomiya interview trail running passion奥宮氏の考えだと、成功するようにパッション(情熱)を持たないと、あまりよく進むことができない。筋肉をだったり、良いバランスだったり、何にしても、パッション的な強いモチベーションがないと、全力を出すことがなくて(最初に頂いた定義を覚えている?)、あまり遠くまでいかないだろう。

彼自身にとってはもちろんそうだし、セミナーに参加する方々や後輩についてもそう見える。

彼は本当にいわゆる「メンティー」がパッションを持ってるかどうかまで気づけるのかと疑問を挙げたが、奥宮氏にはこれを鮮やかに見える自信があると答えた。人と対話して、セミナー中の行動を観察すると、何を目指すのか、どれだけ進みたいのか、習いたいのか、すぐに分かってくるようだ。

「パッション」、「ビジョン」か「夢」?

奥宮氏がこれを分けるのは、パッションは次のレースまでの力になり、モチベーションを与えるもの。ショートタームで全力取り組めるよう。ビジョンは2-3年先を考えること。最後に夢は長く頑張って上手くいった上の最終的な結果のイメージ。

奥宮俊祐さんのセミナーかレースに参加してみたいなら、ぜひFun Trail のイベントページをチェック。

彼をフォローして、ファンになって、これからUTMBまでの進むことを応援して(いいね!あげたり)には、Facebookの個人ページ又はFun Trailsページをチェック。

最後に、奥宮さんのブログはこちら

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